非弁屋が運営する弁護士事務所には弁護士が出勤していない事も多いようである。代表的な例をあげれば、元弁護士の吉永精志センセイが事務所を取り仕切っているので諸永芳春先生は、ほぼご出勤をなさっていないようである。また、多くのご高齢の非弁屋に飼われるセンセイたちも、ほとんど事務所にご出勤なさらない事が多いのである(須田さんや山本さんなど)。そういえば、江藤馨元弁護士もほとんど現在佐々木寛弁護士がいらっしゃる事務所には、ご出勤なさってなかったそうです。
中には重病で事務所に来られない先生の名前を使って、詐欺的な業務を行う弁護士事務所もあるそうで、弁護士事務所の名を使い実際は犯罪行為を行う集団が存在することを国民も日弁連・各単位弁護士会もしっかりと認識する必要があるだろう。
高齢であっても、しっかりと業務を行っている弁護士もいる事も当然理解しているが、自動車運転免許も安全に運転ができなくなったら返納をしようという動きがある事からも、弁護士の能力もある程度の年齢になったら確認し、すくなくとも認知能力に問題のある弁護士には業務をさせないようにする事も必要であろう。
日弁連・各単位弁護士会は弁護士のメンタルヘルスに力を入れているというが、そんな事よりも、弁護士としての能力を喪失していそうな高齢弁護士のケアを進めて頂きたいものである。能力を喪失し、仕事を失った弁護士は「カネに追われ」非弁屋や犯罪集団に買われ飼われるのである。弁護士自治とは、欠陥弁護士や能力を喪失した弁護士を排除する役割も担っている筈であることを、日弁連・各単位弁護士会の役員様たちにはご理解して頂きたいものである。
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