産経新聞は「検察職員が東大運動場で深夜大騒ぎ 東大の施設利用“出禁”に」として以下の記事を配信した。
東京高検管内の検察職員が騒ぐなどして宿泊を伴う利用を禁止された東京大学検見川総合運動場のサッカー場=7日、千葉市花見川区花園町(写真:産経新聞)
東京高検管内の7地検の検事や事務官らが昨年10月、東大検見川総合運動場(千葉市花見川区)で開催したサッカー大会をめぐり、深夜に騒いで周辺住民に迷惑をかけたとして、東大側が東京地検など6地検に対し、宿泊を伴う利用を1年間禁止していたことが8日、分かった。東京高検は「迷惑をおかけしてしまったことは誠に遺憾。節度ある行動をとるよう指導していきたい」としている。
高検によると、サッカー大会は昨年10月29~30日に開催。7地検の職員ら約160人が参加し、80人弱が併設された施設に宿泊した。運動場の利用は深夜の騒音など周辺住民への迷惑行為を行わないことが条件だったが、十数人の事務官が施設の門限(午後10時)を過ぎた同11時40分ごろ、正門前の路上で談笑し、周辺住民に注意された。
十数人の中には、近くのコンビニエンスストアで飲酒してきた事務官も含まれていた。会場に近い千葉地検の職員は、宿泊しなかったため、利用禁止の対象とはならなかったという。
引用以上
検察は,国家社会の治安維持に任ずることを目的としているはずなのだが、職員らが利用施設の規則を遵守せず、深夜にバカ騒ぎをして治安を乱し、周辺住民から苦情を受けた事から施設の「出禁」をされていたという事である。
検察職員と言えば以前は「お堅い」というイメージだったのであるが、ここ10年ぐらいは演技力ゼロのイモ役者の検察官を主人公にし、検察庁の現実とかけ離れた内容のドラマ・映画が放映されてから検察官や検察庁職員を騙ってナンパに勤しむものが渋谷・六本木界隈で現れていることからも、検察官・検察庁職員のイメージの変化があった事と思われるが、利用施設の規則も遵守できない連中が大量発生するとは、まさに検察の劣化を示すものであろう。
昨日も、出来の悪い「ヤメ検」が20日間で5000万円の弁護士費用のボッタクリを行ったことをお伝えしたが、ヤメ検が検事退官後に反社会的勢力と結託したり、その筋の御用達となって社会正義の実現を阻害する行為は、検察官として犯罪摘発に携わった経験を悪用して行うことが多い事から、一部の「ヤメ検」に対して多くの国民は良いイメージを持っていないと考えられる。
もっとも、まじめに弁護士活動を行っているヤメ検も多い事も事実ではあるが、一部のヤメ検の弁護活動はまさに「法匪」と呼ぶことが相応しい事も真実である。
陸山会事件の検事による証拠捏造や、検察官がスナックで「俺の歌を聞け」と同席した他の客の顔をマイクで叩き、部下を足蹴りして、女性記者の髪を引っ張る等の御乱行のうえで、店のビール瓶やグラスが割った事案については「不起訴処分」にしたりするのも検察であり、調べの可視化が求められる時代となったにも関わらず、被疑者に脅迫的な言辞を弄し自白を強要する検事も後を絶たない組織であるのも検察である。
こんな事実から垣間見えるのは、「お仲間ファースト」と倫理観の低下と捜査能力の低下であろう。
多くの検察官・検察職員が地道に職務に取り組んでいるのは事実であるが、今回の報道のような不心得者がいれば国民の検察への信頼が低下することは間違いないだろう。検察庁には綱紀粛正をしっかり行っていただきたい。
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